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2008年3月 7日 (金)

ピリオド奏法

Historically Informed Performanceと英語では言います。

日本語直訳の「歴史的な情報を施された演奏・奏法」というのは長すぎるので、ピリオド奏法と言う名前が定着したのだろうと思います。しかし何の事だか分からないと言うのが現状でしょう。

ピリオド(時代)と言う訳が適当かどうかは分かりませんが、つまり、作曲者の生きていた時代(ピリオド)の演奏方法(奏法)と言う事です。

個人的には奏法と言い方がちょっと気になります。なぜならHistorically Informed Performanceというのは、楽器の奏法のみならず、オケのサイズや、各楽器の配置位置、さらに楽器間のバランスなども含んでいるからです。ですからまず、ピリオド奏法というのは、音楽を演奏する時に関わってくる多くの問題を、作曲家が生きていた当時の演奏状況・状態を視野にいれて演奏する行為だと理解してください。

最近はそのような、ピリオド奏法を用いた演奏は珍しくもなくなってきました。例えば、今時バッハや他のバロックの曲を100人編成のオケで演奏する事は本当に稀です。

ビブラートも少なく、音符は表記されているものよりも、短めに演奏されます。

ただ個人的に気になるのは、部分的にしかピリオド奏法を取り入れていなかったり、また、完全に勘違いしているとしか思えないような演奏すらも、ピリオド奏法と呼ばれている現状です。

こういった演奏は、厳密に言えば、ピリオド奏法に触発された演奏です。その行為自体は、創造的・想像的であり、なんら問題はないのですが、やはり区別をするべきではないでしょうか?この区別が無いと、この先、一層の混乱を招いてしまう気がします。

そうした状況を避けるささやかな抵抗をここでは、これからしばらくの間試みたいと思います。

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