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2008年6月17日 (火)

シュテュットガルト放響演奏会3の1

インバルさんが去った後、Sir Rogerが帰ってきて、コンサート。

プログラムは

ヴェーベルン:In Sommerwind 夏風の中で

モーツアルト:クラリネット協奏曲

武満徹:ファンタズマ・カントス

エルガー:エニグマ変奏曲

クラリネットソロは言わずと知れた、ザビーネ・マイヤー。

ドイツでドイツ人ソロとイギリス人指揮者でドイツのオケが武満を演奏する。

感慨深いものがあった。NYでは聞くチャンスは0だったが、

ドイツでは結構演奏されるとの事。

Fantasmaは美しい曲で、ただひたすら美しいのでへたすると退屈な曲だ。今回は残念ながら、終盤退屈であったのはマイヤーなのか、オケなのか?

夜瞑想しながら聞くと効くかもしれない。

さて上記2曲を一晩で吹いたマイヤー女史。

Mozartではバセット・クラリネットを使用。

バセット・クラリネットは通常のクラリネットよりも低い音が出せるクラリネットである。

したがってサイズは通常よりはるかに大きい。サックスのようにストラップを着用。

実はバセットクラをLiveで聞くのは初めてである。

今回聞いた限りでは、バセットは音が通常のクラよりメロウで、低音から高音まであまり音色に差がないように感じた。

私は曲の途中であのクラリネット独特のきらきら光る高音が聞きたくなってしまった。

音色があまりにも統一されているが原因だろう。

I miss a Clarinet in A!!

残念ながら、幾らモーツアルトの原曲に近づく為とはいえ、この楽器を使用には演奏に説得力が無かった。

現代バセット・クラリネットはシュタ-ドラーが吹いていた物と縁もゆかりもないくらい別物であり(ストラップがあり、キーの数は半端ではない)、ただ単に音域が同じと言うだけであろう。

勿論、Mozartの原曲に近い物が聞けるの素晴らしい事ではある。

それ故に、この楽器にはオリジナルの歴史楽器であるバセット・クラリネットの音色(ライブでは未聴)や現代のクラリネットの音色に負けない個性を持って欲しい。

クラリネット奏者の方々は現状に満足せず、どんどんメーカーに提案して言って欲しい。

楽器の成長は奏者にかかっています。

さてマイヤー女史にはどのようにして音の変更を決めたのかお伺いした。

マイヤー:第1楽章の復元は比較的容易。モーツァルトはこの曲をまず「バセット・ホルン(別の楽器)」のためにト長調で書き始めており、その草稿が残っている。そのバセット・ホルンのパートは第1楽章ほぼ最後まで完成している。これを移調し、他の箇所はこれを参考にする。

上記は私もすでに知っていた話だ。

続けて女史は「あとMozartの指示が書簡で残っていて、細かくどの音が低いとかわかるのよ」との事。これは初耳でした。 どなたかご存知でしたら教えてください。

それにしても、バセット・クラリネットはこれからどんどん広まっていく気配である。

この頃ちょうどTVで若いクラリネット奏者がやはりバセット君を使用してMozartを吹いていた。

ちょっと調べたところ、メーカーは色々な種類のバセットを作り始めているようだ。

バセット・クラリネットIn Bb and Aがあった。

勿論、メーカーとしてMozartにしか使えないような局地的楽器を一部の人間の為に作りたくはないだろう。

生産ラインに乗せたいはず。

バセットは通常のクラリネットより低音域があり、高音域はまったく一緒だと言う事であれば、音域に限っての話であれば、バセットさえあればなんでも吹けるということになる。
そんな事を言っているクラ吹きのブログも読んだ。

でもそれでいいのか?

追記:Mozartのクラリネット協奏曲のオケパートは本当にMozartが完成させたのかどうか疑問視している方々がいらっしゃいます。もし彼らが正しいとすると、原曲への作業はクラパートだけではすまない。

モーツアルトの話が長くなりすぎた。

あとは次回に。

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