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2008年6月24日 (火)

シュテュットガルト放響演奏会3の3

そしてついにエニグマ変奏曲だ。

氏曰く、「私はこの日を30年待った。」

「ピュアトーンによるエルガーを今日初めて聞いたんだ。」

初日のリハーサルの時に感慨深げにそう言った氏の目は心なしか、、、、

するとすかさず、「勿論は想像はしていたけどね(ニコ)」だって。

それにしても、Sir Rogerが30年待ったものを聞けるとは大ラッキーである。

そして演奏はその30年の思いがこもったものだった。

冒頭第一バイオリンのBb-G-C-Aがなった瞬間、金縛りにあった。

Cに向かって軽くクレシェンドし、最後のAに向かってディミニュエンドしただけである。

勿論ビブラートは無い。

ノン・ビブラートの演奏は「素っ気無い」という方がいらっしゃるが、一体これの何処が素っ気無いのか?

確かに素朴ではあるかもしれない。しかし私には、、何と言ったらよいか、、

良い日本語が見つからない、、、、そう

Innocent。

それは純真であるが故に、心にもっと直接響いてくる、、、そんな音だ。

それにしても何と素晴らしい曲だろう。カラヤンですら、この英国人の曲の魅力には抗えず、演奏したという。交響曲は「我々にはブラームスがある。だから英国の交響曲はいらない」と言って演奏しなかったのに!

この曲でノリントン氏はいつものような倍管をしなかった。第一バイオリンが16人いるにも関わらず、倍管をしなかった。

「必要なかったろ。全部良く聞こえたよな。」と演奏終了後に筆者に尋ねてきた。

「ええ、全部良く聞こえました。」

「実に見事なオーケストレーションだ。繊細だ。」とご満悦のサー・ロジャーでした。

今回聞いていて新しい発見が随所にあり、その中から幾つか書いてみよう。

1.Dorabellaがこんなに孤独な音楽だとは思っても見なかった。

感動的なNimrodの後のIntermezzoだと思っていたのだか、、

2.G.R.Sは本当に犬だった。

リハーサル中に「ワン・ワン・ワン」と叫んでいたサー・ロジャー。

3.Romanzaのティンパニーにつけたフレージングと撥の代わりに使った、、これは内緒にしておこう。。

CDになるのが楽しみだ。もっともっと何回でも聞きたい。そんな演奏だった。

追記:Sir Rogerはエニグマの秘密はモーツアルトの「プラハ」が無意識的に影響したのだろうと言っていた。

「とてもよく似ているよ。ほら。」と言って筆者に向かって歌ってくれたのだった。

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