フォト
無料ブログはココログ
2021年3月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

« To MJ | トップページ | ドイツの出版社に物申す。まぎらわしい事限りなし。 »

2009年7月 5日 (日)

ハイパー・メーターとフレーズ・リズム ①

「ハイパー・メーター (Hyper Meter)」(以下HM)の説明から始めよう。

直訳すると「超拍子」。だから拍子(4/4とか3/4)に関係があります。

簡単に言うと、1小節を1拍と考え、拍子記号のように、規則性が感じられる場合を、

この曲・楽章のHMとします。

例を上げましょう。

解りやすくて有名な例は第9の2楽章。

この楽章は3/4ですから、正確というか、理論的に言えば、3拍子の曲です。

しかしこの楽章は快速テンポで演奏しますね。

したがって1小節を1拍と感じられるでしょう。

そうすると自然に4小節が1ユニットに感じられ、4拍子の音楽に聞こえます。

曲の途中でベートーベン自身が3拍子への移行のために

ritmo di tre battute. 

と書いていますね。

HMとはこのように、通常の拍子記号よりも大きい楽節をユニットと考えた場合に立ち上る

拍子の事を言います。

ですから、フレーズ(注)が非常にパターン化している場合は、

フレーズの長さとHMは一致します。

上記の例もそうだし、他には「新世界」交響曲、

特に第4楽章などはその顕著な例でしょう。

ただし、例外もありますし、また人によって感じるHMが違う事もあります。

HMをまったく感じられない曲もありますし、HMが頻繁に変わる場合もあります。

HMが変わる場合でも拍子記号そのものは変わらないのが普通です。

HMはこのように、多くの変化を伴う事があります。

したがって、演奏者がどのようなHMを感じているかで、フレーズの長さや、

フレージングが変わってきます。

本稿はでは、

有名な曲を使って、HMがどのように解釈に関わってくるかを検証したいと思います。

手始めに、次回は

モーツァルト 交響曲第40番ト短調から第一楽章とメヌエットを取り出し、

如何にHMが解釈に繋がってくるかを検証したいと思います。

(注)このフレーズという単語は非常に曖昧で多義的すぎます。フレーズとフレージング。まったく意味が違う言葉です。 本稿では意図していませんが、限定された定義を与える必要があるように思えます。

« To MJ | トップページ | ドイツの出版社に物申す。まぎらわしい事限りなし。 »

音楽理論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハイパー・メーターとフレーズ・リズム ①:

« To MJ | トップページ | ドイツの出版社に物申す。まぎらわしい事限りなし。 »