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2020年12月19日 (土)

前項の追記、B3をあのように解釈した決定的 な理由

B3の解説をもう少し丁寧にしたかったんですけども、ちょっと難しかったので、こちらでします。

すこしテクニカルなのですが、大体Bを教会として、それ以外を外界とした理由もB3にあります。

それは、それは402小節目にあるSub Pで始まる始まる印象的なDona nobis pacemがプラガル終止ということです。

第1転回形ではありますが、プラガル終止が4回歌われます。

プラガル終止はご存じのように古い教会音楽特有のものですね。

このことに気が付き、B123とそれ以外を分けて考えるようになりました。

そう思ったとき、この曲が、プラガル終止の後に、完全終止で終わっていることの意味がひらめきました。

結局外の世界の音楽で終わったと。

それでもです、お気づきかと思いますが、最後のプラガル終止(425小節から428小節)はフォルテで、

しかもコラパルテのオーケストラにはben marcatoと書いてあります。

これは教会音楽としてはおかしい。

このとき、分かったのですが、教会から外に出たのだと。やはり、教会に籠った音楽をベートーヴェンは書けなかったのだと。

オーケストラの最後の上昇音型は階段を上ってそとに走り出る若武者の姿が見えました。

なので、本当に第9の初演プログラムを再現したいのです。

そして、アンコールにSanctusとGloriaをやりましょう!

誰か一緒にこの夢をかなえませんか?

 

 

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