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Brahms

2009年3月21日 (土)

ブラームス作曲交響曲第一番

第一楽章冒頭のテンポについての考察:

この楽章の最初のページ、普通ならAllegroとかAdagioとか書いてあろう場所に

Un poco sostenuto

とだけ書いてある。

Un poco sostenutoとはどんなテンポなのであろうか?

遅いのか、速いのか。

残念ながらどちらでもない。

Un poco sostenutoは遅くなる時に使われるからだ。

つまり、あるテンポがあって、そこから遅くなるのである。

だからこれだけではどれくらい遅いのかは見当がつかない。

しかしブラームスには明白だったはずである。

つまり、ブラームス的には、Un poco sostenutoの表記無しで取るテンポが明白なはずだ。

そしてそれはAllegroとかのサインからではなく、別のところから察する必要がある。

まずはこれが序奏だと言う事。

つまりAdagioあたり妥当な線という事だろう。

多くの曲が、あまりに多くの曲が序奏をAdagio指定している。

だからAdagioを遅くするんだ、、、という意見は至極まっとうだと思う。

でもこんな結論しかないなら、わざわざ書きません。

実は今回は他の要素を検討してみたいのです。

それは拍子記号。

6/8

これ実は2拍子です。6拍子ではありません。

したがってまず普通にAllegro系の2拍子として曲が始まると思ってください。

付点4分音符=100くらい?

速すぎ!

だいたいそれじゃぁ主部のAllegroと差ないじゃん。

そうですね。主部が付点4分音符=100くらいが一般的かな。

そうでした。しかしUn poco sostenutoしてみたらどうですか?

さらに、序奏としての厳かさを演出してみては?

付点4分音符=60くらい?

まだそうとう速い。

でも基本のテンポからは相当遅くなったけど、、、、

ここでノリントンが言っていた事を思い出した。

「Steinbachは6で振ってもいいけど、2拍に感じられなければならない、と言っている。」

これってつまり2で振れないもしくは振るのが難しいテンポで、且つ、無理なく2拍子である事が感じられるテンポまでは遅くなっていいって事だ。

個人的には

8分音符=110以下だと完全に6拍子になってしまう。

110でも6拍子だと思う人がいてもおかしくない。

しかし

8分音符=140と超えると6で振る意味はないと思う。

手が速く動きすぎで、見づらいし、フレーズもなにもあったものじゃない。

そうすると

8分音符=110~140の間で決まりそうだ。

それにしても、140くらいのテンポて何処かで、、、

あぁ、そうか、第一楽章の結尾Meno Allegroのテンポじゃないか。

あぁ、そうか、つまり最初と最後が同じテンポなんだな。

あぁ、そうか、いきなり曲の冒頭にMeno Allegroって書けない、しかもAllegrettoでもない。

Menoって書いたら意味不明だから、Un poco sostenutoなんだ。

というわけで:

冒頭のテンポは

8分音符=110~140の間

で結尾のテンポは冒頭と一緒。

という事で私が取るのは、、、、、

勿論。。。。。

ところで、

ベートーベンのエグモント序曲もAllegroとかの指示ないよね。