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Pianist

2010年2月26日 (金)

私の好きな演奏家達、、、、ピアニスト編序

もともとピアノが好きだったせいもあり、色々聴いてきました。

グールドのバッハが無ければ、バッハに開眼しなかったと思うし、

クライバーンが居なければピアノの美しさに気がついただろうか?

またホフマンやラフマニノフの演奏をしらなかったら、

ピアノ、、、いやピアニストがピアノからまだまだ何かを引き出す可能性がある事を信じはしなかったろう。

しかし、私にとってピアニストの頂点に立つのはホロヴィッツだ。

ホロヴィッツこそはある一定方向の美学において究極を極めた、真の『ピアニスト』だと思う。

ホロヴィッツ後は、すべてのピアニストが別の方向へ行かざるを得なかった。

だれも彼を超える事はできない。

しかしだからと言って、ホロヴィッツさえあれば良いと言うことにはならない、、、たとえ、、、

確かにいくつかの曲に関して言えば、ホロヴィッツさえあれば良いにしても、、、

私はホロヴィッツには畏敬の念を抱く、しかし、

愛情を注ぐことはほとんど無い。

私にだって好き嫌いはある。

これからその趣味の領域を話してみたい。



2009年9月29日 (火)

Spanish Pianist Alicia De Larrocha Dies At 86

スペインの名ピアニスト、20世紀の名ピアニストの一人、

アリシア・デ・ラローチャさんが、

先週の金曜日に、バルセロナの病院で亡くなりました。

86歳でした。

また20世紀の火が消えました。

スペイン物では他の追随を許さないデ・ラローチャさん。

個人的な思い出では2つ。

ひとつは、昔買ったLPに入っていたラフマニノフ。

あの小柄な体にそんな大きな手がついているとも思えないのだが、

とにかくバリバリに弾ききっていた。

柔軟な手首と柔軟な(よく開く)手だったのだろう。

『硬さ』とは縁の無い、しかし芯のある明るい音だったなぁ。

もうひとつは最初で最後のライブ。

引退直前くらいのタイミングだった思うけど、モーツァルトでメモリー・スリップを起こし、

本当に一瞬止まってしまった。

演奏は最初から精彩欠いていて、『ありゃ?こんなものか?』と思った矢先だった。

疲れておられたのだろうと思うが、結局ライブではいいところが聴けなかった。

しかし残された録音は素晴らしいもばかりだし、

20世紀の代表的なピアニストの一人としてこれからも語り継がれていくだろうな。

モーツァルト ピアノ協奏曲第27番

第一楽章(1)

第一楽章(2)

第2楽章

第3楽章